内なるしなやか軸x外に表現する女神力
関係性は持ち寄り
関係性というのは、自分自身とのそれ、他者とのそれ。
いずれにしても違う要素がかけ合わさってきます。
そのかけ合わせ具合が調和していて困難が少ない場合。
占星術では、シナストリーとして相性を見る際のチャートに調和的角度が多くて、
「折り合いも、し易そうだね」。
こんな風に出て来ると思います。
反対に反発や困難がより多く見える場合、それは乗り越えなくてはならないもの、
理解の橋をかけるものが多いということ。
楽だ、難しいだけがポイントではない
けれど、人間って単に相性が良くて楽な関係を望むだけではありませんよね。
それがたとえ現われの意識からでないとしても、
心の深いところからの、困難があってさえも、それでも関係性で成長したい、統合したい。
次元が深まることを、関係性を通して経験したいという気持ちもあるわけですね。
そしてその折り合うプロセスというのは、それなりの期間が必要だったり、
対話やすり合わせ、正直な気持ちを見せあうなどの、面倒な、
できれば逃げたいなという面を運んできます。
難しい部分をどうそしゃくするか
これは他者との間でもそうですし、自分自身との関係においても、困難な状況で
他責だけして終わらせず、内観してより深い部分を観てみる。
橋をかけることをいかにマメにやるか。
それににおいて、どれだけそしゃくできるかも変わってきます。
食事もちゃんと噛んで食べると栄養になりやすいのと同じで、材料をちゃんとそしゃくすることで、
理解が格段に上がって深まる。
ベールが上がるような経験になることもあります。
関係性の基本は自分との関係
私自身がそんなプロセスで気づいた一つのこと、
それを今回はシェアさせていただきます。
基本、どんな人間関係も、自分との内なる関係の延長であるなぁということ。
それがより腑に落ちるに従い、他者との不要な争いは減ります。
ターゲットは目の前の他者に見えますが、そうではない。
怒りが湧くのはその人に対してのように思えるけれど、その怒りたい種は
自分の心にすでに播かれていた。
きっかけとなる種はあったということ。
内なる男性性と内なる女性性
そして自分との関係で大切になって来るのが、
内なる女性性と内なる男性性がどのように調和しているかということ。
片方だけが力で押して圧倒していない?
社会活動、人生において、片方の小さな声を取りこぼしていない?
そもそも、自分自身の中にある相反する欲求、それぞれが同じように大事であること、
これをわかっている?ということ。
私たちが生きている社会は、その文化や地域性、所属する人の属性に依って、
中立ではない色づけがなされています。
その色に合ったものは歓迎され、そうでないものは憂き目をみる。
ここでは内なる男性性、内なる女性性のことを書いていますが、
特にドイツで暮らして、文化の違い、ドイツでの女性たちの在り方、日本の在り方。
比較できる対象がある環境にいることが、洞察を深めてくれます。
ドイツでの女性の在り方、ポジション
ドイツでは一般的に女性のポジションが確立されていて、いわゆる平等という点でも進んでいます。
ですので、「女性らしくあれ」という枠が強くあるわけではないのです。
そんな文化と影響の元過ごしてきた年月で、知らずわたしの内なる男性性部分も育てられました。
きちんと自分を擁護して表現したりコミュニケーションする部分。
そして、女性性開花として女性性を豊かに開くという側面。
女性性、男性性、併せて育っていることに改めて気づきました。
両者のバランスを見つけてゆく
両方がないと、社会活動、自己実現、関係性において躓くことが多いです。
そしてバランスと言っても、その人その人での塩梅の良い加減はありますので、
試行錯誤して見つけて行くことになります。
基本、日本に住む日本女性には『内なる男性性』を育てて表現することを
忘れないでほしいなと思います。
しなやかな強さは、あなたの女性性も守り、
自分をしっかり守れるところから自然体で他者と関わることが、
いい関係づくりの一つの要素だと思うからです。