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2021-02-02

リトリートってなに?

自分へのごほうび、リトリート

先週の金曜日から3日間、
イギリスのティーチャーのルパート・スパイラさんの
オンラインリトリートに参加していました。
1時間半くらいの瞑想タイムを合計で5セッションという構成です。

彼の言語である英語でお話されるので、
時々理解はかなり怪しいのですが、
それでも、その場で、その波動に居ることが好きなので
今回二回目なのですが、参加しました。

そもそも、リトリートで求める効果なんですが、
それは頭が考えるものとしては、そのままで受け取る感覚はありません。

マインドを超えた理解、そしてそこでの平和、リラックスを
目的としていると言えばそうですが、
実際いつも心地よい感じで座っているのとも違います。

ルパートさんのお話は、マインドに語りかけるというより、
マインドで語れないことを方便として言葉を使っているということなので、

言葉を理解するというものでは、そもそもないことに気づきながらも、
けれどお話を追う時に、かなりこんがらがって来ることもあるのです。
というより、マインドの出番ではないのです、究極。
でもこの身としては彼の話す言葉に耳を傾けている。
かなり不思議な時間です。
あるいはマインドにとっては混乱する時間でもあります。

老若男女が集うリトリート

そんな不思議時間に集まっていたのは、世界各地から700名を超える
老若男女。
画面に見るお姿からは熟年、老年世代の方もかなり多い印象で、
探求というのか、その探求の終わりを焦がれる人々の、
年齢を超えた思いを感じたりしました。

スピリチュアルというと、流行の何かちょっと良いもの。
こんな感じで見ると、そこにいる人たちは随分と違います。
ある意味酸いも甘いも噛分けた人たちが多数。
そしてマインド主導の人生の中でいろいろトライしても
解明されなかった魂、そのつながりへのシフトをなんらか期待して
集っていらっしゃるのだろうかと思いました。

はっきり言えば、現実的なご利益には全くならない時間です。
ただ・・・静かに座っているだけですから。
けれど、いつもの普段の生活で忙しく表層のマインドを働かせて
そして一日が終わってという自動操縦の動き。
そこから逸れたちょっとした平和、安らぎ、栄養を自身に贈りたいと
集まっているわけです。

マインドを超えることと情緒性、そのバランス

私はその場にいることがただ好きで、
個人的にルパートさんの雰囲気が好きで、柔らかさと情緒性と知性。
そのバランスがとても好もしく感じるのです。
これはルパートさんも太陽星座が魚だったりする共通項もあるためかもしれませんが、
彼の情緒性、柔らかさというものは私にとってはとても魅力です。

お話自体はかなり知性に訴えかけるのですが、
リトリートで始める時に彼は参加者にご挨拶をするように
しばらく画面を眺めていらっしゃいます。
そして時々「えっ?泣いちゃうんじゃないよね?」という表情を
される時があります。
これはただ私がそう感じただけで実際の彼の感情はわかりませんが、
こみ上げるような思いをかみしめているような表情を見る時、
どこかあたたかな気持ちで満たされるのです。

共感と慈愛がつないでくれる

ある意味分かれて個人としてある一人一人。
そのマインド主導の世界と、神という創造主のワンネスの世界をつなぐということ。
そこにあるのは、人間存在への共感と慈愛です。
それがあるからこそ、彼の言葉に耳を傾けたくなります。
他者イコール自分であり、それはイコール神でもある。
その尊厳に立った慈愛と感じます。
それはきっと「私たちの人生が祈りになる」という、
彼の言葉で紡がれると、そういうことになるのだと思います。

内側の休息を大切にする

神のサインは、ムーブメントと休息。
前者は外側での経験であり、喜び、遊び、祝福。
後者は内側の経験であり、平和、愛。
その二つを生きるのが私たちであり、毎日の生活なんですよね。

普段の生活でマインド優勢のことばかりで満たしていると、
どこかが疲れてきます。
それはきっと、内側の「休息」が足りていないのでしょう。

無為の時間。 その時間を過ごす自身への許可。
価値で振り分けない本当に響くこととつながること。

当たり前のことを、忙しい中ではつい置いてきぼりにしてしまいます。
ですので、時々こういうリトリートという機会を自分にあげることで、
大きくバランスを取り戻せるのかなと思ったりします。

瞑想の最中ですが、キーワードとして
「アムリタ」「エターナル」ときました。

アムリタは「甘露」「不老長寿の秘薬」です。
エターナルは「永遠の」。

リトリートというのは、甘露を受け取る機会であり、
永遠と意識的につながるための機会なのかもしれません。

カード、タロットからのメッセージ

そして、リトリートが始まる前に、今回のこの機会での洞察を
カードを通して見てみました。

・さっとの概略としてのものとして、チャック・スペザーノ博士のカードから。
一枚は『期待』 そしてそこから変容されることで受け取れるもの。
その二枚目は、『豊かさ』でした。

「期待を手放して、本来の豊かさとつながる」

なるほど・・・です。

・他にさらにタロットカード3ペアで出してみたら、
次のものでした。

力xワンドのクィーン

恋人たちxペンタクルの10

正義xペンタクル7

直感的に在ることでの自由な生き方から私らしい力はあふれる
そして家族の幸せがその力の源泉であり、
私にフィットする感覚で、これから育つ種を育てること。

これに今心がフォーカスしているという感じです。

「休息」をとって見えて来るものを、大切にしたいなと思った
今回の素敵な機会でした。

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