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2020-05-04

正直なコミュニケーションのために

私たちは絶えずコミュニケーションをしていて、それは対他者、対自分と
外と、そして内との二つがあります。

ここでは外とのコミュニケーションの際に、正直だけれど、双方が傷つくのではなく、
関係を深められるような言い方、方法について書いてみたいなと思います。

近しい人、身近な大切な人に言いたいことをそのまま言うだけだと、
相手を傷つけ、そして自分を傷つけ、関係を深く傷つけかねません。

私たちはその言葉を聞く以前に、実はすでに心の傷を持っていて、
その痛みからの「被害者意識」をどこかに持っていることが多いです。
ですので、さらに傷を受けるのを避けたいと、「相手が悪い」と思いがちです。

そしてその姿勢だと、お互いが自分を守るために、相手を責める攻防戦になります。

近しくて優しさや温かさを与え合いたいという関係でも、それが起きると
攻防戦が続くことでどちらも消耗してしまいますし、
さらに傷つけてしまうことも起きます。
話すことや対話を通して、お互いの理解を深めたい、寄り添いたいと思う試みも
反対にお互いへの反発心を増やすだけという結果になったりします。

 

それでは正直なコミュニケーションから生まれる、本当の温かさというギフトを
受け取ることができません。

◆◇◆

そのような時は言葉使いも

「あなたは○○だから。。。(悪い!)」

「あなたが△△って言うから、私は傷ついた!」

「あなた」が主語になった表現が多くなります。
それが相手を攻撃するための、言葉の武器として飛び交います。

「あなた」を主語にしてコミュニケーションをすることは、
相手に責任も力も渡してしまう姿勢であり、
同時に相手を攻撃し、関係を悪くしてしまうことが多いです。

その時はなるべく「私」という主語に変えて話すこと。
「アイ・メッセージ」と言われますね。

「私、あなたが言ったことを聞いて悲しくなった。○○だと思っちゃったから」

「私はそういう風にされると傷つくの。」

言葉で相手に剣を向けるのをやめることで、
お互いに相手に歩みより、言い分を聞ける余裕が少し出てきます。

それに「アイメッセージ」では「怒った」というのが言いにくいのです。
「私は怒った!」と言っても、ちょっとピンと来ないですね。苦笑

それで自然に、「怒り」という二次感情ではなく、
もともとの感情を話すことになります。
「私はこう言われて、こうされて悲しかった」という表現になるのです。

「あなた」から始まる表現は、相手を責める表現になりやすいけれど、
「わたし」から始まる表現は、より素直な感情を伝えるものになります。

◆◇◆

素直な感情を伝えるのは自分が負ける感じがする。
攻防をしているのに、自分から武装解除して、「悲しい」なんて絶対言いたくない。
こう思いますよね。

けれど、大切な人との間では、自分の弱さを見せられ、勝ち負けにこだわらないこと。
これが、やはり大切なんです。

自分を守るために、「怒り」ばかりを使うのではなく、
「ほんとはとても悲しかった」「実は自分が情けないと思った」

そう表現できる柔らかさがあると、エゴとエゴのやり取りから、
ハートとハートのやり取りに変わります。

ですから普段から、

「私、今悲しいなぁ。。。」

「さびしいな。。。」

それを感じて、認める弱さも自分に許可してください。

弱さを認めることは、イコール、しなやかな強さであり、
肉体を持って生きるということを正面から見てまっすぐ生きている姿です。

そして自分を大切にするところから、他者とも正直で優しいコミュニケーションが
育っていきます。

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