日常での美を大切にする
美とは?
「美」というと、つい顔かたちの美しさとか
見た目でのきれいさと感じることがあるかもしれませんが、
美って、実は宇宙のパワーですし、真理です。
パワーって整合性のあるところに生じます。
数字なり、適切な思考なり、音なり、色なり、図形なり、
すべて波動的に高いものには「美」が宿っていて、
限定された美より、ずっと大きな概念とともにあります。
心の美しさなんていうのも、心地よさをもたらす響きですよね。
その美と美で交流できることほど、人の心を高め、満足させ、幸せにすることは
ないと思います。
人の心の本当のところで、他者と出会えるうれしさは、
その美をお互い開示し合い、受け取り合えたところからのものですね。
日常の中の美
そんな大きな概念かもしれない美を、小さな日常の中で見つけて行くこともまた、
私たち人を豊かにしてくれる素晴らしいことです。
なんでもない、普段は隠れたように在る、実はそこに存在する特別さ、美を
改めて認めることができた時、心に花が咲くようです。
世界が輝き、そこに大切なエッセンスが宿っている。
つい、あわただしいリズムに流される中で取りこぼすいろんなことが、
また戻って来ます。
その宇宙のリズムというようなものと整合させてくれるのが、「美」ではないかなと
思ったりします。
自然の中にはふんだんにその美があふれていて、私たちがちょっと心を向ければ、
それはたくさん発見できます。
そのためには、忙しすぎるマインドのボリュームを抑えること
あれもこれも・・・と考える頭には、小さな美は入ってきません。
あるいはちらっと映って来ても、それを味わう時間すら惜しくて、
そそくさと通り過ぎて、その価値にも気づけません。
小さな中に実はある、珠玉のような命の尊さや表現を見た時に、
人間として生きられていること、その恩恵を認識できます。
チャレンジングな時はとかく、その繊細で柔らかなものの価値を
つい忘れてしまいがちです。
けれど、そんな時だからこそ、心の栄養源である美や宇宙の整合性などを
いろいろなものの中に見つけて行きたいなと思います。