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2020-08-06

オリジナルな個性と自然の豊かさ

トマトの収穫

 

自然を見ることの喜びには、
身近なところにある植物、お花が育つ様子を愛でることが、
ひとつあります。

小さな種を播くそのとき、
外側からはその違い、個性があまりわかりません。

「これ、ズッキーニの種だよ」と言われたら、
そういうものかなと思うでしょうし、
トマトの苗との違いも、それをお仕事にしていたりする
詳しい方以外は、ほぼわからないのではと思います。

かく言う私も同様です。

そんな私が特別な知識もないままに、この春播いた
プチトマトの種、
発芽まで少し時間がかかり、しかも芽が出ても
とても小さくて、はかなげな様子。

それに冬が終わったと思っていたのに、時々雪も降ったりして、
芽生えたばかりの命にとっては、チャレンジングな始まりでも
ありました。

けれど・・・

内在する本来のパワーは、時を味方にして、
その種に託されている情報をそのまま開いて
成長して行ってくれました。

そこにあるのは、同じく自然の恵みの、太陽と雨と
土壌の豊かさとの共創造。

見守る私の目には、ときに遅々とした成長にも見えましたが、
いえいえ、育つ時期が来たときのパワフルさは、
種を播いたときには予想もできないものでした。

2ミリほどの芽から、いくつもの実を生らすまでに成長し、
夏の日には、毎日食卓へ新鮮な食べ物としてその命を
わけてくれます。

朝晩収穫すると、70粒ほども採れるときもあり、
ごく小さな区画で、おままごとのように始めたものですが、
それに見合う以上の成果をプレゼントとしてもたらしてくれています。

自然のいとおしさ
そのパワフルさ
自然界のすべてと沿って伸びてゆく素直さ
いつも光を向いて伸びる姿・・・

プレゼントとして贈ってくれるお花や実もとても魅力ですが、
その過程で、そのときそのときに見せてくれる、
その成長の姿こそ、実は一番の贈り物であるように感じます。

その小さな種に託された、DNAの情報として内在する
それぞれオリジナルな植物の姿とパワー。

自然界にはこんな植物王国のマジカルさも満ちていますし、
同じく、石、鉱物界の個性あふれる美しい存在たちもいます。

人間として、それら地球のお仲間であり先生でもある彼らと、
これからも仲良く語り合い、教えてもらいたいなと思います☆

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