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2020-08-28

近しい他者に自分を見る

関係性にある両面

関係性というのは、うまくかみ合っている時と、
よりチャレンジ面を感じる時、両方の時があります。

別々の人間で、性格も深いところでの目標もそれぞれある、
個性ある二人の人間が人生や大切な時を共有する。

その中には笑顔もあれば涙も様々な感情もあります。
ポジティブな感情を共有できる時は楽しくて
それは何もそれ以上考えることもないわけですが、
お互いの方向性を調整したり、歩み寄る必要のある場合、
それはなかなかに難しい課題も含みます。

近しい関係を通して、人は奥の痛みを解消しようとする

近しい関係では、人は深いところの痛みを解消したいと思い、
それはごく自然に奥から出て来るもので、
現れとして受け止めやすい形ばかりで出るとは、限りません。

誰しも深い痛みの周辺にはいろんな感情が絡み、
痛みある所には防御や攻撃性が形を替えて出てきます。
あるいは依存とか批判なども。

その、チャレンジングなところでのやりとりでは、
お互いを攻撃したり自分を守ろうとしたり、自分を優勢にもって来ようなど、
エゴの観点や思いがそこに反映することも多いです。

エゴを抜けて魂の願いの調和に至るために

けれど、近しく付き合う、時間や人生を共にするということは、
表面で見るより深い魂の目的もあるはずです。
長いスパンで命の旅路を考える魂視点として、
なんらかその進化の旅にそれぞれ役に立つ人を選び合っているのですから。

それがたとえ、表面の意識、表面の現れとしては、
そんな風に思えないとしても、私たちの意識の奥の知性は、
私たちの及びもつかないスパンと精緻さで人生を彩り、
運んでくれる必要な要素を選んでいると思います。

近しい関係ほど感情が動き、それはうれしい、楽しいばかりではなく、
憎らしい、傷つく、抑えられる、悲しい、寂しい、悔しいなど
様々な感情のスペクトラムとつなげてくれます。

そして他者でありつつ近しい人との関係において、
いかに調和を導き入れることができるかが、人間として
進化の過程でとても大切な一つのこと、場だと思います。

自分のものとは思えない激しい感情をその関係性で見ることもあれば、
対するその他者である近しい人に、心を大きく揺さぶられることもあります。

他者と現れる人を受け入れることは、自分の隠れた痛みを癒すこと

けれど、その他者として現れているその人を
いかにハートに受け入れることができるかが、自分を癒す大切なルートでも
あること。

自分のことは案外わからないし、ましてや無意識分野など、
自分のものであっても意識で理解することはできず、
それをなんらか見せてくれるのが、身近な存在ということなのです。

ですので、その人を通していわゆるネガティブと思う感情に対する時、
実際はその人に対しているというより、
その人を通して現れている、自身のなんらか癒されていない部分に
対面していると言えます。

関係性のギフトを受け取ってゆく、そしてセルフエンパワメント

それをいつも意識出来ていたなら、いろいろなやりとりがあったとしても、
関係性を通して受け取れるギフトを最大限に開いて行く、
その準備がしっかり出来ていると言えます。

そしてそれは、セルフエンパワメントの姿勢であり、
自分の人生を充実したものにする、大切な機会です。

 

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