癒しをもたらすすべての要素をトータルに
癒しって?
癒しってよく聞きます。
人によっては、ちょっと良い音楽を聴いて気分がよくなったことも
「癒し」でしょうし、
ある人にとっては、より深刻な意味合いを持つかもしれません。
私たちはその時で気になる部分を軽くしてくれる「癒し」要素を探していますし、
それは無意識でも行われています。
体、心、感情、マインド、魂・・・
体の癒しにフォーカスしている時は、肉体上で不快な症状があったり、
意識がゆくことが何かあり、
感情の癒しに気持ちが行く時は、心や感情がアップダウンして
心の力が弱っていたり、落胆している時だったりするかもしれません。
あるいは、今までやってきたことを根底から覆すような体験をしたり、
そういう大きなことはなくても、今までやってきたことを脱して
新たな道を見つけないと全く進めないという、魂からの促しのような
変化、変容期に入ることがあります。
あるいは日々の忙しさでマインドだけが極端に使われていて、
アンバランスが大きくなると、心身がバラバラになるように
それまで普通だったことも回らなくなるような、そんな状態になることも
あります。
癒しを通して人生上での変容やヴァージョンアップを
いっぺんに全部経験するわけではなくても、
人生の途上で、上のような何かのアンバランスや回らなくなることを
体験したりしながら、その都度内側からの、あるいは外側からのサポートにより、
何とか安定やバランスを取り戻し、
心身、魂と肉体、マインドなどが調和して働いてくれる良い具合に戻ること。
ある意味でヴァージョンアップして人生を生きるという上で
練られて行くというプロセスになるのかなと思います。
個別アプローチとトータルアプローチ両方で
望む癒しがもたらされるためには、どこがアンバランスになっていて、
そこには何が必要なのかを観ることが必要になってきます。
各要素に働きかける方法やレメディはそれぞれありますから、
適切に選ぶことができたなら、半分は癒しは起きていますし、
あるいは、どこかがアンバランスだと「気づいている」時にはすでに、
癒しが起こっているとも言えます。
気づけるということは、ぴったり同化している状態ではなく、
意識がそこにあるということ。
そこから自然に働きかけは始まってゆきますから。
そして各要素が統合されて、調和してつつがなく進んでゆけるという状態をつくり、
それをキープするためには、
各要素の連携と共振も必要です。
それぞれの要素はつながりあっていますから、連携しての働きかけという視点も
とても大切です。
それぞれの要素に働きかける方法を知りながら、
同時にまた、各要素間のバランスや総合としての機能についても目を向けることで、
全体的癒しは可能になります。
調和は繊細なバランスの上に
私たちはすべてのレベルで健康な時、それはすごく自然に行われていて、
意識することもありません。
けれどそのバランスは案外と繊細な土台の上にあり、
何かが極端になったり圧力が強くかかったりすることで
ストレス過多となって、オーケストラの音が部分的に外れるように、
調和が保たれなくなることもあり、
そういう場合は、元の良いバランスを取り戻すために、
個々の要素と全体へと同時に目を向けることで、
戻って行きやすくなります。
個別のケア、アプローチも大切に
たとえば、体が悲鳴をあげている時。
もちろん精神面での重圧やストレスが影響している場合もあるでしょうし、
その場合は、十分に休息をとれるようにスケジュールを管理すること含めてですが、
ちゃんと体に良い食べ物を食べる、安眠を考える、お風呂で体を緩ませるなど、
適切なアプローチを取ること。
そしてプラス、精神面で重すぎる負担になっていることはないかどうか、
感情面で満たされていない部分はないかなども同時に見てみることは、
調子を戻して行くのに役に立ちます。
あるいは感情面でもろくなっているなと感じたり、アップアンドダウンが
激しいような時は、次のようなことが役に立ちます。
フラワーエッセンスを採ったり、お花を眺めて心と感情への栄養を与えたり、
五感を豊かに刺激する良質なものを意識して取り入れたりと、
日々の生活の中で、波動的レメディを使うことで整えることができます。
(香り、音楽、良質な芸術、本、映画、好きな色など)
あるいは毎日追い立てられるように忙しかったりで、マインド酷使が続いている時。
そんな時でもお風呂に入って緩む時間は削らないとか、
瞑想の時間をあえてちゃんと取るなど。
マインドが暴走して忙しく次から次と言って来る声に、乗らない行動や時間を
あえて確保して、バランスを取ることはとても大切です。
ここまで書いたことは当たり前のことばかりで、
あるいは、「わかってはいるけれど、それができないから大変なんじゃない!」という
ことでもあると思います。
けれど、それらを管理してバランスを保つのは、私たちそれぞれに任されているので、
ちゃんと目を向けるということは、辛い時でも忘れないでいたい点です。
普段から自分のレメディ、トリセツを決めておく
そのためには、自分なりのレメディなりルールを決めておくこと。
すごく忙しくても、朝ご飯の時だけは余裕をもって過ごすとか、
お風呂でゆったりする時間を短くても確保するなど。
あるいは体を動かす機会を定期的に組み入れるなど。
一つだけに絞っても良いです。
日々の小さな時間の過ごし方、行動の仕方、選択の仕方が土台になり、
日々の生活を支えていますから。
コロナという誰もが先行きがわからない状況で、ストレスや迷いを感じやすい時、
心身の健康をトータルに創って行く意識は
さらに必要になって来ることだと思います。
いろいろあっても魂面も忘れない
そして心身を整えるプラス、魂を養うことを忘れないことも大事です。
魂は悠々とした視点ですので、日々の生活を丁寧に選択して
必要なものをなるべく与えながら過ごしつつ、
日々の生活を超えた時間や意識を持つことも、同時に大切なところだなと思います。
それぞれすべてに気を配ることは時に難しいとも思いますが、
その時々で気づいたり意識にのぼるところが、注意が必要なところですので、
その声を無視せずに、丁寧に向き合って
それぞれからフィードバックを受け取ったなら、働きかける自分なりのレメディを
使って行くこと。
そのためには普段から自分を知り、自分のトリセツを洗練させておくことが
とても大切です。