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2024-06-07

女性にとってのバッグ考

いきなりバッグについてなんて?

My バッグについての記事なんて、ファッション系でもないのに、
どうしちゃったの?と思われるかもしれません。

けれど、モノとして在るものも、その選択に関して
個人の価値観が濃く反映すること、あると思いませんか?

すべてのモノについてそれは言えることでしょうけれど、
特に、靴やバッグって、実用品であると同時に他者の視線も入るもの。

嗜好品、実用品、社会的立場の表明、優先順位など、いろんなものを
一つにまとめているという意味で興味深いなと思うのです。

バッグ、ブランドものなら良いの?

私はブランドのバッグを持ちたいという気持ちも特にはなく、
いただけたらうれしいとは思いますが、手に入れることに
情熱があるわけでもありません。

すごく高額なバッグより、旅行や学びに使いたいかな。

一般論で服やTPOや気分に合うバッグが過不足なくあったなら、
気分が良いだろうなと思います。

バッグ選びの基準って?

実は先日ちょっとしたコンサートに行った際に、新しいバッグをおろして、
気分もワクワクしました。

「どこへ行くときに使おうかな」と、適切な機会を楽しみにしていたからです。

それは中くらいの大きさで、お財布などは入るけれど、他のものはあまり入らない。
ちょっとだけ「ハレ」という状況に合ったバッグなのでした。

実用とファッション側面、両方を同時に満たしたいと思う点で
靴とバッグは共通するものがあります。

どんなバッグを選ぶか=どんな男性を選ぶか

靴もライフスタイルを表明すると思いますがバッグもそうです。
ということで言えば、お気に入りのバッグを探すプロセスって、
自分のライフスタイルも確認できる時なのかもしれません。

ある雑誌で、「バッグ選びは男性選びと同じ」という風に書かれていました。
どんなパートナーが良いのかということも、お互いどんな人生にしたいのかという、
ライフスタイルにリンクするということでは、なるほどなと思いました。

バッグ選びは意外に複層的

個人的なことですが、バッグを選ぶのは難しいなと思っています。
というのも、明確に意識していなくても満たしたい条件がいっぱいあるからです。

まず、いろいろな状況を満たす一つのバッグがあるわけではない。
ここから考えて、この記事では普段使いの町行きの際のバッグ。
そんなシチュエーションで考えてゆきます。

そのバッグにどんな要素があってほしいのかということ。

すると、ざっと次のようなものが あがりました。

バッグに求める要素

・丈夫で傷つきにくいもの、劣化しにくいもの

・たいていの服に合うなら重宝でうれしい(スタイル、色)

・長く使いたいし、クォリティも大切

・大きさが大切。持ち歩きたいものが十分入るかどうか(ipad なども)

・重すぎて疲れるのは嫌

・ライフスタイルに見合わないのは、整合性に欠けるので嫌

・装いの他の要素とチグハグせず、色やレベル(格)が合っているか

・他の人とあまり被らないか

・肩にフィットして動きやすい/持ちやすいか

・持っていて気分が上がる、あるいは少なくてもニュートラル

相反する要素とどう折り合うか

気張らず楽に普段生活で実用的に使えて、
それプラスおしゃれで、ライフスタイル、個性にマッチするようなもの。

この実用性xオシャレ要素という二つの兼ね合いです。

それぞれにどのくらいの比重を置くのかは各人で違いますし、
また、実用性とおしゃれ、これが相反して両方を満たすのが難しい場合も。

たとえば、私がコンサートに行くのに選んだのは中くらいの大きさの
ほどほどの実用性を持ったバッグでした。

すごく実用的ではないけれど、シチュエーションに合った要素も取り入れたい。
二つの中間点を取ったというような選択です。

見栄えが良くても、小さ過ぎて携帯と口紅くらいしか入らないようでは、
私にとっては使い勝手が悪すぎます。
けれど、なんでも楽にザバザバ入れられると言っても、大きすぎるものは
エレガントさに欠けるきらいがある、など。

人が良いと思うものより、自分にフィットするもの

実はそのコンサート用のバッグ選びで、二つのうちで迷ったんです。
オットが以前贈ってくれたワインカラーの小さめのバッグ。

色は好きでこれを使えばオットは喜ぶだろうけれど、中に入れられるものが
ミニマル過ぎて、どうしても心もとない感じがする…
しかも、小さいバッグなのに謎にチェーンが重い。

普段バッグなど使わない男性が選んだ、それを納得するものです。

ということで、結局中くらいのサイズのフォレストグリーンのバッグを
選びました。

身につけるものと一緒で、バッグもいろんな意味でフィットしているかが
持っていての納まりのよさを決めます。

ライフスタイルが把握できていれば、ワードローブも適切に

そういう意味でワードローブに、ライフスタイルを反映した場面での
過不足ないバッグが揃っていれば、ライフスタイルの把握もしっかりできていると
言えるのかもしれません。

おしゃれな方というのは、そのあたりの整理が無意識でもしっかりできている。
その賜物なのでしょう。

断捨離も、自分らしさ、自分のライフスタイルを把握出来ていないで進めると、
継続的に満足行く結果にはならない気がします。

バッグも他の人の価値観や見栄えだけで選んでいると、振り回されたり、
自分自身にマッチしなくて、おさまりが悪くなる気が。

肝心の場で自信が持てなかったり、小さなイラッとしたものが残ったり。

ライフスタイルを築くのも小さなところから

自分自身のライフスタイルは?と大きなところからいきなり入るより、
案外と日常で使うバッグや靴というところからひも解くと、

自分がどこを目指していて、どんな優先順位があり、
どんなものを良しとしているのかが見えて来ます。

スピリチュアルな探求の最中も、そんな身近な小さなところから整えて行くのも、
実践的かもしれません。

おしゃれで気分をあげるのはアンチエイジングに効果的

そして何より女性ですから、おしゃれって気分を上げてくれます。

先日『優雅にエイジング』というテーマでWSをしましたが、
おしゃれに気を配ることで気持ちの張りにもなり、若さを保てたり、
心身の健康にも良い影響を与えます。

私たちにとっての人生での大切な要素は、普段の生活の中に散りばめられている。

バッグを妥協しないで自分でしっかり選んでみるなどの、なんでもないことからも
自分軸を築く小さな一歩になります。

自分を知ることでの揺るがない幸福感を

そんな風に、自分はどんな者なのかを知ってそこに寛いでいる時、
人はシンプルに幸せなのではないでしょうか。

 

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