トルマリンー虹色をたずさえて宇宙からやってきた
色と心のときめき
「わぁ~!きれい~!」
女子の好きなもののひとつ。
美しいとりどりの色。
繊細な色のレターセットにときめいたり、
色鉛筆を揃えて笑顔になったり、
手先が器用なら手芸で美しい色の素材を慈しんだり。
(そういえば、リリアンを編むとかありましたっけ)
今だったらキラキラのビーズを使ってアクセサリーをつくるとか、
つくらなくてもオーダーして楽しむなどもあります。
また女性なら毎日鏡に向かう時、お化粧品のカラフルな色がおどっていますね。
色は波動、宇宙の言語
私たちが毎日、いつも、瞬間瞬間目にするものには
色があります。
そして意識的にも無意識的にも、人は特定の色により惹かれ、
特定の色には苦手意識があったりします。
感覚の話をするのは一般的に男性は苦手とする方も多いですが、
色となると「この色は好き」「この色は嫌いだ」など、
意外にもはっきり好みが出てきます。
ですから、女子だけがカラフルな色を楽しんでいるのではなく、
男性もまた、それぞれの色と引き合いながら、無意識かもしれないけれど、
日々生活を送っているわけです。
それは驚くことでは実はなくて、
というのも、色は「宇宙の言語」の一つだからです。
共通の「言葉」となって伝わるものなのです。
色とどのように引き合うのか、
それにより、色に対しての好みが生まれるわけです。
トルマリンー多色の魅力
そして、トルマリンは石ですが、
色としても豊富なため、そのエネルギーはもちろんですが、
色としての情報もそれぞれに含まれています。
トルマリンにはたとえばこんな色があります。
黒、茶色、レッド、黄色、グリーン、ピンク、ブルー、リラ、ホワイト……
色がかっちりと決まっているわけではなくて、
グリーンにブルー味が入った蛍光系のものなど、パライバと呼ばれたり、
グラデーションで一つの石に多色が入ったり、いろいろあります。
トルマリンは石好きな人の中で特に人気のある石の一つですが、
その魅力はその色のバリエーションにあると思います。
そしてそれは単に色が違うというだけではなく、
エネルギー的にも違ってきますし、効果も違ってきます。
パッと見て、黒っぽいトルマリンはどっしりと重い感じですし、
それに対してピンクなどは、ウキウキと軽やかで優しい感じがします。
その「感じ」を通して、自分が今どんなエネルギーが必要なのかを察知して、
自然に選んでいるわけです。
ただ「この色が良いな」と選ぶ際にも、実は自分を活性化してくれたり、
癒してくれたり、守護してくれる石に惹かれているのだということですね。
古代から愛されたパワフルな石
トルマリンは電気石などともいわれますが、
それは熱を与えたり摩擦したりすると、静電気を帯びるからと言われています。
そのヒーリングパワーで、古代の文明でも儀式や癒しに使われてきました。
また、エネルギー的に陽を携えるトルマリンは、私たちの内側の力を引き出し、
それを世界へと送り出してくれます。
例えば同じピンクの石でも、定番のローズクォーツならば
まずは自分へ向ける慈しみ、セルフラブ、自愛を引き出してくれます。
自分を尊重でき大切にできることが、すべての、
そしてすべての関係性での基本ですから、うなずけます。
自分を愛する土壌から愛を表現させてくれる
そしてピンクのトルマリンは、その自愛で耕されたハートの土壌に
新たな方向性を持たせてくれ、
世界へと自身を表現し、自分を通して愛をシェアさせてくれます。
その表現を通して、双方向の流れが生まれるとハートはさらに輝きます。
そういう意味では、自分の枠を広げさせてくれるとも言えます。
内側に持つ愛は、自分を通って外へと渡され、そして一巡して
また何らかの形で戻った時に強まります。
その戻って来る先は、大切な人、知り合い、あるいは動物でも植物でも、
あるいはふっと感じたかすかなものでも……
虹を表現するトルマリン
虹色を持つトルマリン族たちは、こんな風に言われたのだとか。
「トルマリンが虹に乗って地球から太陽まで旅をした時に、虹の色が移った」
ネットで見た表現なのですが、なんだか素敵だなと思いました。
虹は希望の象徴。 癒しの象徴。
そんな素敵な物語を携えるとりどりの石、トルマリンは、
やはり女子の心をつかんでしまう魅力に満ち満ちていますね。
そしてその虹の中でもどれが一番好きかでも
あなたの魂の個性を反映したりするのかもしれません。
あなたはどの色のトルマリンに響きますか?
もし特に好きな石があれば、それがトルマリンでも、
あるいはそうでなくても、
ひとときハートと響かせて感じてみてください。
そのかすかなものが、その石からあなたへの贈り物です。