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2021-11-19

繊細な人が気をつけたい3つのポイント

繊細さは本来の性質でもある

繊細さというのは、意識の向け方だけの問題ではなく、
もともとのところでも決まっているように思えます。
本来の気質が100%とは言えないとしても。

同じように育てられても、きっと繊細で敏感な質の人、
そして、あまり気にしないおおらかな質の人、両方いるかと思います。

動物でも、同じ親から生まれた仔犬でも、性質が違っているのを
はっきり見ることができます。
うちのワンコのエンジェルはとても繊細で感じやすくて、
仔犬の時からいろんな刺激に敏感で、特に新しいことには及び腰。
反対に、冒険心にあふれたお転婆な子は先代犬の花でした。

人間とワンコを同じとして、ここで書く意図ではないのですが、
ワンちゃんたちはより自然に暮らしている存在だということで、
個体での違いがあることに興味が湧きます。

繊細な人たちと、その認知の変化

人の性質を決めるファクターは、それこそたくさんあると思いますし、
それがどのように実際、人の全体像として現れるのか、
そのあたりは未知数でもあると思うのですが、

一般的に、最近認知も深まってきたと感じる、「繊細な人たち」ということについて
今日は書いてみたいなと思います。

というのも、私自身がそうだからなんですが、
今でこそ、社会での理解も以前よりぐっと進んだ感じがするので、
『HSP』であることや、超繊細であることを隠したいとは思わなくなりましたが、
以前は「弱さ」と同意語的な扱いが多かったと思うのです。
あるいはなんでもないことに大騒ぎをする「神経質」な人という感じ。

私は繊細であると同時に、もちろんそうではない部分もあり、
双方でバランスを取って来ましたが、
「敏感」「繊細」であることを、社会で強みとしてはあまり思えませんでした。

少数派でいることの辛さ

集団の中にいると息が詰まる感じがするし、
かと言って自由なふるまいを無邪気にできるような、
ふりきれる力があるわけでもないので、
何とか溶け込もうとしつつ、内心違和感を感じていた、そんなタイプです。

繊細であることだけに苦しんできたということはないのですが、
いろんな面で、少数派であることは多かったなと思います。

インテンシブな変化も繊細さを加速させるかも

最近、外のエネルギーがインテンシブで、時に過ぎる感じで、
あるいはそれに伴って、予測しなかった変化が外から内からとやって来る時。

そういう時には繊細な方はその傾向がさらに強まり易いですし、
あるいは特に繊細ではない人でも、繊細傾向が増したりするかと思います。

不安な状況というのは、あまり良い意味ではなく、繊細さを強めてしまうので、
どんな人も、自分の内側のバランスを取ることは、気をつけたら良いことだと思います。

大きな変化の中で気をつける3つのポイント

グラウンディングする

「グラウンディング」って、もともとは不要な電気などを安全に地面に流してゆくこと、
アーシングに語源があったと思いますが、
その面でいえば、不要なエネルギーや感情や不安などを大地へ流させていただくこと。

そしてもう一つは「地に足をつける」という、現実的な側面、感性を伸ばすこと。

どちらも、「グラウンディングコード」というものを地球の核へと伸ばすこと(イメージで)で
強化したり、地球、大地とのつながりを強めます。

そしてそれは自分にとって安全に「帰属」する場があると感じていること。
これとも関連します。

適切な運動、お散歩をしたり、体に良い食事をしたり、体をケアする基本のことを
しっかりやる自愛の習慣を続けたり、
自分にとって「ここが安全基地」と思える場をつくってゆくこと。
それはたとえばワンちゃんとか猫ちゃんなどの、ペットとの絆でもいいわけですね。

②繊細さがオートマチックに発動していない?
繊細さスィッチをオン、オフできるようになる

繊細な人は通常の暮らしでも、他者や回りの世界へ注意、フォーカスが向くことが
デフォルトになっていると思います。
誰でも慣れ親しんでいるスタイルがあり、実は自分ではそれに対して認知が働かず、
無意識で働いてしまっています。

人が集まる場だと知らず気持ちがザワザワして落ち着かないとか、
ある人に会うまでは良い気分だったのに、その人と話した後、気分が大きく変化したなど、
それはある意味、その人の情報やエネルギーを知らずあなたが吸収したことに拠るかもしれません。

それはあなたの回りにある、いろんなテレビ、放送局のチャネルをいつもオンにしていて、
雑音状態でいろんなものを拾っている。それが当たり前になっているかもしれないということです。

もしそういう状態で、自分が拾いたくもないものを拾って、自分の気持ちや方向性が乱れてしまうなら、
いったん意識的に「自分のチャネル」へ意識を戻して、他の雑音はオフにするということです。

境界を保つこと

繊細な人はそばにいる人、近しい人、関係のある人の状態や気持ちがよくわかります。
共感度が高い点をプラスに活かすこともできますが、
それでもちゃんとした境界を設定して、どんなものを自分の中に入れるのか、
意識しておく必要があります。
なんでもなし崩し的にしないということです。

境界にはいろんな側面での境界があり、
個別の体ということも境界ですが、それぞれの考え方、価値観、感情、責任、お金、所有物なども
それぞれ境界があります。

その際、目に見える境界については、理解しやすいのですが、
反対に目に見えない境界については、お互い侵犯し合って、気づきもないということも
特に親しい間柄では起きやすいです。
また、どの分野の境界がゆるくなりがちか、そのあたりも人それぞれです。

いずれにしても、①②③、それぞれ深める必要があると思いますが、
直感で私はどんな感じかな?と少しの時間、ちょっと考えてみてください。

繊細さを活かすためには土台が大切

繊細さを活かす方法もありますが、上の3つのポイントは
繊細さをギフトとして使う場合の、大切な土台となります。

繊細さで振り回されることが多いなと思われる方は、ぜひ意識してみてくださいね。

note の記事

note にもそれに関連した記事を書いています。

こちらから。

☆『繊細さんが繊細さに、つぶされないために』

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