木こりの斧研ぎ時間=心の余白@仕事
木こりの斧研ぎ時間
前回のブログでは、『余白の大切さ』『余白の愉しみ』について書きました。
そして、お仕事で心身を整えるために、意識的に時間&スペースを確保することは、
『木こりの斧研ぎ時間』と言えるかと思います。
木こりの仕事は木を切ることで、良い斧がなかったら仕事にならないという
当たり前のことです。
仕事に集中するためには、いいオフも必要ということですね。
リフレッシュのため、休息のため、余白を持つこと。
それは当たり前のことですが、けれど意識していないと、
ついつい状況に飲まれたり、優先順位を間違ったりしてしまいます。
上手な木こりの斧研ぎ時間活用のお手本
この木こりの斧研時間を確保することについてのお手本としては、
ディヴァイン・ヒーリングの先生が思い浮かびます。
彼女は繊細なタイプで、特に体で(体を通して)他者の状態を感じながら
ヒーリングもされるのですが、
それだからこそ、オフをとても大切に設けていらっしゃいます。
先日も、ディヴァイン・ヒーリングのレベル2受講後の、ブラッシュアップの集まりがあり、
その際、出席者と先生がいろいろシェアをしました。
人生にはアップ&ダウンも日常あるけれど…
「みんなその後どう?」という先生の問いに、
参加者ほぼ全員が答えていたのが、「アップ&ダウンが激しくてきつかったです~」ということでした。
ヒーリングって、古いエネルギーが離れて行く時、その都度オニオンの皮むきのように
いろんなことが実は心身、エネルギー上で起こっています。
引っ越しの際に、いろんな作業が発生したりストレスが掛かるのと同じで、
ヒーリングに伴う新旧の交代においても、やはりストレス、負荷は掛かります。
ということで、それらは普通の反応なんですが、
参加者の声を聞き、調子を見ながら導く先生の立場としては、
自分自身がまず調子が整った状態をキープするということ、
これはとても大事になって来ますよね。
ヒーラーとしての木こりの斧研ぎの大切さ
人間として生きる上でのアップ&ダウンや困難についても、
誰もがみな、自分なりの処し方を発達させて行くわけですが、
ヒーラーとしては、さらにその点に細やかなケア、意識が必要になってきます。
ヒーラーというお仕事ばかりではないですが、その心身の状態、トーンが即
その仕事にかかわって来るということがありますので。
先生は時々リトリートということでまとまった時間をオフに充てていて、
その2週間~1か月という期間は、メールへの返信もごく少なくしています。
繊細な性質、そして体を通してヒーリングがなされること、
ウォークインであることなど、エネルギーや磁場の調整が特に必要なのだろうと思います。
より良いパフォーマンスのためにさらに大切なこと
適切なオフの期間を設けること以外にも、
たとえば、
・適切な境界線を設定して自分を守ること
・出来事に感情を入れすぎず、眺めるという視点を発達させること
・良いパートナーシップをもつこと
・自分なりの良い睡眠、運動、食事、休息のバランスを発達させること…
いろいろあると思いますが、
自分が体験することの中に法則性を見つけたり、洞察を発達させて
紐解けるようにしたり、
俯瞰した視点が持てることは大事ですので、
折々リトリートして休息するということは、前提として必要になってきます。
自分のための時間&スペースをまずは確保
レベル2を受講した生徒の中からは、すでに「いつレベル3をやるんですか?」と
いう、はやる声もあったのですが、
そんな時も先生は、「今年はスケジュールいっぱいなので、来年の1月頃かしら」というお返事。
ご自分のための木こりの斧研ぎ時間を削ってまで、無理に入れ込もうとしないという、
基本の姿勢はここでも全く変わりません。
自分を大事にできることで、すべてが上手に回って行くということ、
それを信頼することで継続したサービスが可能になります。
自分が共鳴できる人から学ぶということ
ワークショップでのテクニカルな、知識的な学びばかりではなく、
その周辺の考え方含め、大事にしていらっしゃることをうかがうこともまた、
私にとっても実践的な深い学びとなります。
誰から学ぶかということも、しみじみ大事だな~と感じます。