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2019-01-16

諦めかけた時が実は一番のチャンス

重い一歩は大きく動かす大切な一歩

飛ぶような軽やかさで踏む一歩たちもあれば、足を上げるのも、その重さゆえに大儀で
自分を励ましながらやっと進む一歩もある・・・

人生の風景の中には、そのどちらもあります。

私はカリグラフィーを自己流で家で練習するという方法で、ゆるく続けています。
その練習する中でも、軽やかな一歩も、とても重い一歩もありました。

何かをマスターするには、すでにマスターしている方に習うのがやはり一番はやいです。
砂利道を一から歩くより、誰かがすでに通って均してくれたところを歩む方が、
やはりずっと楽だからです。

けれど、時にはそういう先生として頼る相手がいなかったり、自分がひとつひとつ歩むことで、
見つけてゆくしかないということも人生間々あったりします。

一向に進歩の見えないカリグラフィー。
練習もまじめにできていないため、それは技を身に修めるということであるため、仕方がないのですが、
あきらめるのか、でも続けてゆくのか。
そんなはざかいにいつもいる時、ある本を見つけました。

最初は、
「今までもいろんな本を買ったけれど、これ!というものはなかったし、また今度も同じ」
「ちゃんと練習もしないし、進歩もしないから、もう諦めた方がいいのかも」と思って、
買うのを躊躇しました。

けれど、結果、買ってみることにしました。
表紙が軽いデザインだったので、あまり期待もなく。

そして、長年、自己流でやっていたために、基礎的な知識もなかったところが
その本のおかげでとてもクリアになりました。
自分が練習している字体に合う紙、ペン先、ペンホルダー、インクなど、
基本的なさまざまが腑に落ちて、合うペン先をさらに3つほど見つけました。

すると・・・今まで「どうしてこんなに引っかかって書きにくいのかな」「どうして線がかすれるんだろう」
疑問に感じていたことが、解決し始めました。
ある意味の、ブレークスルーです。

もたついている時には、もたつく中で見つける何かもありつつ、けれど、やはり段階が変わるような、
物事がスムースに進むのは気持ちがいいものです。

ブレークスルーが起こる前は、もたつきが続く

そしてそのもたつきの中では、たとえ一歩だとしてもとても重くしんどく感じます。

その諦めへ向かいそうになる時、それでも思い切って踏み出す一歩は、軽やかな時の一歩とはまた違い、
重いということは、それだけ変える力も強い一歩だということ。

それを、あなたが大切に思う分野ではやってほしいなと思います。

その一歩があるかないかで、たぶん・・・その後、あなたが見る風景が変わってくるからです。

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