サレンダー
サレンダー力は大きな変容の時に必要
物事の展開がとても大きくて、自然その方向性を変えるときがあります。
それは成長の同じ段階のプロセスというより、地盤を変えるような大きな変容のとき。
そのときはいろいろな抵抗や不安がまず出ます。
新しい磁場がしっかり出来上がっていてそれが起きるのではなく、顕在的なレベルに現れる前の、
潜在的なところで生じているとき。
それを現象として見た場合、古きはその力を失い崩れてゆくのが見えます。
根に、深いところに、より新しいものが生じていて、新旧が同時に起こっているとしても、
現実の目には、まだ古いものの機能が残っている中で生じ、
その過程をまず私たちは感じ目撃します。
そして時のギャップを経て、その新しい芽なりが実際見えてきて初めて、なぜにそれが起こっていたのかが、
より全体で、はじめて見えてきます。
その過程で自然に 心が習得してゆくことは、循環の中でのサレンダー、手放し、抵抗を放してゆくことです。
サレンダーはコントロールしようという力みを手放すこと
それはまるで、今までの動き(手に入れしっかり握りしめる)とはぜんぜん違うことに開いてゆくことを、
いろんな促しから導かれるようです。
それがスムースにゆくことばかりではなく、いろいろな抵抗が続く時期もありますが、
究極的に、コントロールを手放してサレンダーすること、
それしかないのだということにより大きく気づいてゆくこと。
それを以って、ある意味、その大きな方向転換は別のレベルへ入ってゆきます。
そこからは、より共に共鳴する道へと入り、そこまでのプロセスでは、それとは反対の、
共鳴を感じないことの連続、チャレンジと感じる連続の局面もあります。
けれど・・・いつも循環の聖なる技は、間違いなく、私たちに必要なことをもたらし、
必要な状況を設定し、通り抜けてゆくことをサポートしてくれます。
大きな変容の中にいればいるほど、その抵抗や葛藤やチャレンジも大きいですが、
その分、私たちが大きく脱皮するときでもあります。