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2021-08-10

『ご縁』を考える with ノード軸

ご縁にも、後で後悔するご縁、喜べるご縁さまざま

「あの人に出会わなければよかった・・・」

「なぜ出会ったんだろう、傷つけあって終わったあの人と・・・」

こんな風に思う出会いの思い出を持つ人は、多いと思います。

それは恋愛や、仕事関係、あるいは家族としての関係など。
異性間、ロマンチックな関係ばかりとは限りません。

特定の人との出会いで、人生の視界が大きく開けるような出会い。
それが得られる場合もありますし、

反対に、出会ってその後、ある程度の期間強い痛みをもたらす、
そんな出会いもあります。

そして人ってそういう時、その人と離れた時に

「どうしてあの人を良いなんて思ったんだろう。。。」

「何があんな風に盛り上がらせたんだろう」

「あの人と、あのタイミングで出会いさえしなければ・・・」と

時を巻き戻すことはできないことを、十分承知していても、
痛みが大きいほど、つい思ってしまうものだと思います。

占星術で見ると、近しく関係する人はノード軸が関わる

先日、ふと興味が出て改めて私とかなり濃く関わってくれた人、
今も関わり続けてくれている人を、家族含めごく近しい人を対象に
占星術で見てみました。

そうして驚いたのが、たとえば結婚相手とか親子であるとか、
そういう濃い関係において、ノード軸がかなり雄弁だったことです。

もちろんそれは、たくさんある中の一つだと思いますが。

私の場合、結婚のパートナーもそうですし(×いち含め)
たとえば父とか、愛犬のそれぞれ^^、とてもわかりやすく関連しています。

ノード軸はサウスノード、ノースノード、180度の対で位置します。
ドラゴンテイル、ドラゴンヘッドとも言われます。

その自分の出生図のノード軸や相手のノード軸が、
太陽や月、あるいは大切な感受点のアセンダント、ディセンダント、
MC、ICと合になったりする場合、
かなり濃いご縁だと言えます。

私の場合、上に挙げた相手と、そういう対応が実際見られました。
そして驚いたことは、家族や結婚相手という、近い関係の中での
そのノード軸関連でつながる確率の高さです。
ノード軸は『ご縁』に関わるというのは、個人的にも
改めてすごく納得できました。

ご縁がある人とはともに引き寄せ合う

今生だけの関わりではなく、過去世から、生まれる前から
何かを交換、交流、学ぶことを約束して生まれ合わせてきた人たち。
そして全く交点がないように人生をある時点まで、それぞれ生きながら、
本人たちは「ただの偶然」と思う形で出会いがあり、軌跡が交わり、
そこから何かが発動して、気持ちが添ったり状況が展開して
とても近しい関係を、相互のコミットメントと共に築いてゆく。

表面では、

「ただ、好きになっちゃった」

「なんとなくあの時出会って、トントン拍子に深まって・・・」など。

あるいは家族でしたら、

「なぜこの家に、この親の子として生まれたんだろう?」と

疑問を心に持ちながら、成長させる原動力となって。

自分だけの(今生の)意思で選んだものではない、
より大きな何かがある。
これは運命論で、本人の気持ち、意思などは重要ではなく、
すべて決まっているというのとは違うのですが、

でも「なぜあの時、あの人を選んだのか?」ということを考えてしまう時、
それはあなただけのものではなかったのかもよ?という、
その視点が入ると、気持ちが楽になる方もいらっしゃると思うのです。

個人の自分を超えた力に導かれていることを受け入れる

責任転嫁というのでもなく、
また、全部自分で選んだんだという重荷を背負うのでもなく、
淡々とした視点を取り戻すことができたなら、
大切な関係性にも風が通り、深刻さが少なくなると思います。

そして、現れる現象に囚われる心が少なくなれば、
その分、人生をしっかり、旬で、自分軸で生きられます。

過去に引っ張られ、未来に引っ張られる心が、今に戻って来る。
ニュートラルな視点で眺めることができると、
人との関わりで一喜一憂するブレが小さくなり、
自分らしい人生を生きやすくなります。

ペットちゃんとも強いつながりがある

そして、人生でがっつりと関わる家族や夫婦という、
そういう存在がノード軸絡みというのも納得なのですが、
ペットちゃんたちとも、すごく濃い関係だというのがわかりました。

 

うちは初代のワンコの花を5年前に見送りましたが、
今でも花のことを忘れることはありません。
人間とワンコというのではなくて、ハートと直につながる
とても愛しい存在、その絆の強さ。

それがノード軸として出生図にも現れているのを見ると、
とても腑に落ちます。

二代目ワンコのエンジェルも同様に、ノード軸でしっかり関わっています。
本当にご縁って不思議です。
ワンコを飼いたいなと思っていろいろ探して見にゆき、
たまたま決めたように思えても、奥にはすでに絆があったこと。
それが感じられたからです。

「なぜそのワンコ、人でなくてはならなかったの?」

「その日、そのタイミングで偶然会っただけなのに」

「迷って決めたようでも、それは必然だったの?」

日常の小さなこと、小さな偶然に出会いの糸は織り込まれている

これを改めて思うと、日常のなんでもない一つ一つに
私たちにはすべては見ることのできない糸が結びあわされていて、
運命の時計で、間違いないタイミングで運ばれてご縁は成就する。

そんな当たり前の奥に織り込まれている、当たり前ではない「不思議さ」に、
いまさらながら感嘆します。

ご縁深い人と会った時

そして、ご縁深い人は出会った時になんとなくわかります。
私は最初の結婚相手に出会った時、
ふと「輪廻」ということを思いました。
当時、そんなことを全然考えてもいなかったのに、ふと浮かんだんです。

そして初代のワンコ花に出会った時も「この子だ!」とわかりました。
その出会いの少し前に移行した父(戌年)と同じ誕生日という、
「偶然」を携えた子でした。
(後で出生証明を見てわかった)

夫ともその当時学んでいた日本語教育関係のパーティーで出会った時、
ご縁があるというのは、その目を一目見た時にすぐわかりました。

精緻なシステムが働いて私たちは出会うのでは?

本当に私たちの日々の生活、出会いは何気なく偶然のようでも、
奥には私たちが知ることのできない精緻な仕組みがあるのだと
思わずにいられません。

そうすると、自分だけの頭で、どうしよう、こうしよう、
あれはダメだった、あれは良かったといちいち判断したりする、
その小知がしぼんで、
より大きな根源に包まれ生きている自分のことを、
信じることができるようになります。

私が好きな占星術の活用法

占星術はいろんな使い方ができると思いますが、
自分と自分の人生をより肯定できる、そのために、その壮大な英知とギフトを使う。
それが一番素敵なように思います。

自分の人生の歩みを検証する尊いツール。
俯瞰した視点を与えてくれるのがとても魅力的です。

そして、当たり前の交流の中に秘められている
自分が感知するより大きな流れを信じられるようになると、
自分を許せるようになり、関わり合う中で痛みを伴う交流になった
その他者も許せるようになります。

その許しが私たちを軽やかにし、今の人生をフルに生きる
サポートとなってくれます。

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